取引先との契約書

取引先との契約書,作っていますか?

契約書ってとても大事なんです!
そんなんわかっとるわ~!と思っていてもなかなか作れないのが契約書。
内容が難しいし,よくわからないし…ということで先送りにしていませんか?
また,取引先から提示されたものをそのまま使用していませんか?
契約書,きっちり備えてトラブルの落とし穴にはまることを避けましょう。

契約書,はじめの一歩

契約書と言っても何をどうすればいいのかわからない場合には,とりあえず取引先
から契約書を貰い,それを弁護士にレビューしてもらいましょう。初回の相談は無
料でやっているところもたくさんありますので,初回相談だけでもしてみてくださ
い。
あ,もちろん運送に詳しい弁護士に相談することが前提です。

そうすると,この内容だとこういうリスクがあります,こうした方がいいです,と
いう大まかなところを教えてくれます。
その弁護士が信頼できると思ったら依頼することも検討すればいいし,この弁護士
はちょっと・・・と思ったら帰ってくるだけでオーケー。
だいたいの弁護士は営業なんてしてこないのでご安心を。

契約書,二歩目

取引先から提示された契約書の問題点が見つかったら,その箇所についてのこちらの意
見を取引先に出しましょう。
具体的に「こういう内容にしたい」と提案すれば取引先も検討しやすいです。
その上で,取引先と具体的な内容について詰めていきます。

最初はそういったやり取りも慣れないため,試行錯誤になります。
ただ,それは最初2,3回ぐらいで,5回もこなせばリズムが掴めてきます。
弁護士が契約書のチェックをして修正の交渉をする場合,少なくとも10回ぐらいあー
でもないこーでもないとやり取りをすることが多いです。

契約書,三歩目

契約書のチェックや修正に慣れてきたら,こちらから契約書を提示することにチャレンジし
ましょう。こちらで作成した契約書のとおりに契約できることに越したことはありません。
契約書を自分で作れます!という方は自分で作ったものを取引先に提示すれば良いです。
自分では作れません!という方は,弁護士を入れて作成したものを取引先に提示することに
なります。
弁護士を入れて契約書を作成し,そのまま条件の交渉も弁護士が行うかどうかは慎重に判断
した方がいいですので,依頼した弁護士と相談の上決めましょう。

契約書,それをやっちゃおしまいよパターン

はいはい,契約書用意すればいいのね,という感じでどこからか拾ってきた契約書をそのまま
使っているパターンがあります。
それはやっちゃいけません。
どういう場面を想定して作成しているかわからない契約書を使うと,こちらに不利な項目がわ
んさか含まれているということがよくあります。
モデルパターンなんかもそうです。モデルだけにキレイに作られており,こちらに有利な条項
がほとんど無かった,なんてのも見かけます。
契約書は,自社の荷物,荷主の性質にあったものを作成しましょう。