録音のススメ
言った言わないの紛争になることはよくあります。
よくあるというか,かなりあります。
人間って不思議なもので,なぜここまで言っていることが違うのだろうと
なってしまうことはよくあります。やっぱり自分にとって都合の良いこと
が記憶に残りがちなので,そうなってしまうのもよくわかります。
それじゃあ仕方がないよね,で済まされないのが法律の世界。
基本的には「Aだ!」と主張する方が「A」であることの主張立証をする責
任を負うことになります。
そこで言った言わない!になると,結局どっちなのかよくわからずその事
実があったことを立証できない場合があります。
これって監査の場合でもそうなんです。
運輸局は監査の時に社長やその場にいる従業員の方に色々と事情を聞きま
す。この時の発言を巡って言った言わないになることが良くあります。
これを解決する手段は1つ。
録音(動画でも可)を取ることです。
録音を取っていれば,言った言わないの争いはかなりの確率で防げます。
発言の内容が丸わかりになりますので,録音が唯一の解決策です。
今はスマホに録音機能が付いているものが多いです。
そのため,ちょっとこれ問題になりそうだな,と思ったら録音をしておき
ましょう。それが杞憂に終われば消せばいいだけです。
監査の時もどの発言がどういう風に取られるかわかりませんので,最初か
ら最後まで録音をしておきましょう。それが会社を守る盾になるかもしれ
ません。