バス、休息時間9時間への動き
以前このブログで、バスの休息時間11時間へ見直しの動きがあるという内
容を書きました。記事はこちら
ところがその後、労働政策審議会労働条件分科会自動車運転者労働時間等専
門委員会バス作業部会という超絶長い名前の検討部会で、すったもんだの議
論になり、
結局今のところ、
「継続11時間以上の休息期間を与えるよう努めることとし、継続9時間を
下回らないようにする」
という方向で検討されているようです。
一緒に拘束時間についての見直しも検討されていて、こちらは現時点では、
・最大の拘束時間15時間(今までは16時間)
・1日の拘束時間14時間越えは週3回以内(今までは15時間超え週3
回)
で検討中とのこと。
検討の経緯を詳しく知りたいぜ!という方は
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000898983.pdf
を参照してください。
前のブログでも書きましたが、運送業界の実態を踏まえると、結局のところ
荷主に対する強力な措置をしないと何も変わりません。
実際に運ぶ業者への締め付けだけ強めても、改善基準告示を守れないことが
明らかな工程で依頼する荷主が絶えません。
そのため、規制を強化するのであれば、荷主への規制もセットで実現して欲
しいと強く思います。